今年の秋は、9月に入り穏やかで暖かい日和、、、
まるで夏のようなインディアンサマーが連日続いているような気候で、
9月を通して暖かく、そのためアルゴンキンパークの紅葉のピークも10日ほども遅れました。
幸いなことにその間、葉を散らしてしまうような強風が吹くこともなく、今年は例年より長く紅葉が楽しめる季節となりました。
そして、暖かな日和が続き過ごしやすい気候の中、ゆるやかに寒くなっていったからかどうか定かではないのですが、今年は例年より多くの秋のムースたちに出会うことができた良年でしたっ!
今回は、そんな秋の深い森の中で出会ったムース(ヘラジカ)たちをご紹介しますっ!☆
北米大陸に生息する世界最大の鹿、ヘラジカのことを英語でMooseといいます。
アルゴンキンパークの自然保護エリアには通年野生のムースが生活をしていますが、秋はムースが一番美しく輝く季節でもあるのです。
特に雄のムースは春から夏にかけて生えた立派な角が秋に最盛期となり、繁殖のため雌のムースと共に行動していることもあります。
この時期、雄も雌も毛艶が良く、しっとりと深い茶色の毛で覆われたムースの巨体は、まさに森の王という呼び名を冠するに相応しい雰囲気。
そして、そのような神秘的なオーラをまとったムースに、今年も幾度か出会うことができました。
まず最初は、アルゴンキンを通るハイウェイ60での出会い。
(※ 写真クリックで拡大できます。)

ハイウェイを横切り森の中へ。。。
まだ交通量も少ない平日の早朝、、、
車で走行中にハイウェイの横に雄のムースが見えたので、急いで停車しての撮影。
車から降りると既にムースはハイウェイを渡ろうとしていたので、カメラ片手にダッシュ、間に合わないので走りながらパシャっと。
早朝の朝靄の中、静謐な秋の森のハイウェイ上で束の間の出会いでした。
そして、次は森の中にお食事中の雌のムースを発見っ☆
と、いっても
湖畔のロッジに宿泊中に、ロッジのスタッフに教えてもらって見に行くと、、、

紅葉の森の中、分りづらいですが、、、中央の黒い物体がムースです。

グッとアップにすると、、、こんな感じ。
ムシャムシャムシャ…と、お食事中。
動画も撮ってみました〜。(´ω`)ノ
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャ…
朝焼けのとても美しい静かな朝に、ゆっくりとお食事中の雌のムースでした。
お食事中のムースの様子をもうひとつ。
アルゴンキンの中を通るハイウェイにたくさんの車が停まり撮影していたので、車を停めて見てみると、、、
湿原の遥か彼方、肉眼では確認できないような遠距離にムースが食事をしておりました。
わかりますか? 湿原の遥か彼方の黒いの、、、
肉眼ではほぼ確認できないので、ズズーーーっと超望遠でアップにしてみると
こんな感じ↓
立派な角を持った雄のムースが、一心不乱に水辺で何やらお食事中、、、。
この撮影は夕方だったんですが、周りに居合わせた人に聞くと、午前中からゆ〜っくりとず〜〜〜っと食べていたようで、どんな美味しいものがソコに生えていたのか、、、???
今でも気になって仕方ない。。。今年最大の謎です!(笑)
そんなムースのなが〜〜〜いお食事の様子、動画でまとめてみましたのでご覧ください。
そして、最後はこの秋ムースに最接近した時の写真たち。
人気のない平日の森の奥、、、
紅葉の撮影で森の中を散策していると、バシャバシャっと遠くで水の音、
湖の方へ目を凝らして見ると遠くに黒い島のような動く物体が、、、
ムースやっ!と確認して、息を潜めてそ〜っと近づいてみると、
水に体を半分ほど浸けながら水生植物を食んでいる雄のムースさん。
水辺ギリギリのところで撮影していると、気付かれてしまって、、、
ムースは湖から出て、森の奥へと、、、
この後、ファインダーを覗きながら夢中で森の中へと走って追いかけたんですが、、、途中でズッコケてしまって見失ってしまいました。トホホ σ(^_^;)
そして我に返って森の王ムースの神々しい姿に、しばし放心状態。。。
震えるような感動と畏敬の念とともに、
豊かな森アルゴンキンに感謝感謝の一念でした。 (^人^)
燃えるような紅葉のアルゴンキンパーク、動物たちの美しさも最盛期を迎え
色鮮やかで美しい、まるで厳しい冬へと備える森からの贈り物のような季節です。
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