はじまりの、、、
12月に入り、日本の紅葉も西日本や九州あたりで終盤に入ってきているようですね。
トロントの紅葉から約1ヶ月、高地であるアルゴンキンパークの紅葉のピークからは約2ヶ月の差があります。
この時期はニュース映像やFacebookの投稿などをみていて、日本のもみじの繊細な紅葉に郷愁の念を感じずにはいられません。。。
アルゴンキンパークの雄大な紅葉を楽しんだ後に、
日本の繊細なもみじの紅葉も愛でるというのはとても素敵な趣向ですね〜
ネイチャーガイドとして、アルゴンキンパークの紅葉を案内していて
贅沢だな〜と思う事は、色づきはじめた森の様子から、真っ赤に燃える紅葉のピークまでの一連の流れを楽しむことができる事です。
ピーク時の燃えるような紅葉は美しく、その圧倒的なまでの雄大な紅葉の迫力には、毎年振るえるような感動を覚えますし、(時として、アルゴンキンパークの雄大な紅葉には迫力を感じます。)
ピークの紅葉に達するまでの薄く色づきはじめた頃の葉の色や
時折目にする特定の場所の木や一部分の葉だけが色づいてきていたりといった紅葉の経過にも趣を感じます。
夏から秋にかけて、はじめはゆっくりとそして確実に移り変わっていく景色。
森の中の紅葉は小さなキヅキからはじまりまります。
小さな秋みーつけたっ
今回は、ブログならではの趣向としてアルゴンキンの紅葉のはじまりから
燃えるような紅葉の森に至までの流れを、まとめとして紹介したいと思います。
8月の終わりごろ、森の中を歩いていると足元に綺麗なオレンジに色づいた楓の葉を見つけました。。。
見上げても、まだ色づいている葉が見当たらず、トレイルの中を歩きながら注意深く紅葉のはじまりを探していると、ところどころ部分的に色づいている紅葉のはじまりを見つける事が出来ました。
トレイルに色づいた葉が、、、
チラホラと、、、
はじまりの印、見つけたっ!☆
9月のはじめ、アルゴンキンの紅葉はまだ10%に満たないでしょうか。
毎年、一葉だけ真っ赤に染まるはじまりの葉や一本だけ綺麗に染まるはじまりの木を見つけます。
はじまりの一葉
見事にひとつだけ、、、
どうやら気の早い木は、毎年同じのようですね。。。(微笑)
ルックアウトへ登り、
深緑の中に赤い印を見つけると、今年も出会えたなと、、、
今年もよろしくっ ( ̄^ ̄ゞ と、
紅葉のはじまりの挨拶をする、特別な木です。
真っ赤に染まっていくのは、レッドメープルの葉です。
緑の葉の中に、充血するように真っ赤に染まっていく、、、
とても綺麗で不思議な現象ですね。
はじまりの木。今年も出会えた事に感謝!☆
まるで血がかよってきているような。。。
9月の中頃、場所によって、ルックアウトトレイルなどは30%ほど紅葉していました。
紅葉は楓やポプラなどの木の上部からはじまるので、この時期は見上げると美しい紅葉を楽しめます。トレイルのまわりはまだ緑の森ですが、見上げると鮮やかな紅葉。
カナダの青空とのコントラストは見事な総天然の原色です。
日本では見たことのない見事な色のコントラスト! こんな色彩の組み合わせが実際にあるなんてっ!と、毎年驚きます。(´ω`)ノ
この青空とのコントラストっ!
朝露にしっとり、キレイ。。。
紅葉探しの素敵な1日のはじまり ♪
ハッと目を奪われた赤。
同行の方が発見しました〜 見事!逆さ紅葉!
レッドメープルのオスの木が赤に染まります。
湖畔の紅葉を楽しみに、湖へ漕ぎ出しませんか!?
緑と赤の奇跡の組み合わせ。
森の緑もまだ隆盛で、時折見つける美しい赤にも勢いを感じてハッと目を奪われます。
日の光を透過して光る葉も緑から橙へと、同じ木についている葉でも色の違いがグラデーションとなって、色の組み合わせがとてもおもしろい。
立ち止まって自然のグラデーションに魅入ってしまい、しばし時間を忘れます。。。
なんともいえぬ、ネ申のグラデーション☆
紅葉の色のバリエーションを楽しむには、この時期が一番かもしれませんね。
西陽をうけて輝く
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