秋の森のムース(ヘラジカ):カナダ、オンタリオ州アルゴンキン、紅葉の森 2015

 

 

今年の秋は、9月に入り穏やかで暖かい日和、、、

まるで夏のようなインディアンサマーが連日続いているような気候で、
9月を通して暖かく、そのためアルゴンキンパークの紅葉のピークも10日ほども遅れました。

幸いなことにその間、葉を散らしてしまうような強風が吹くこともなく、今年は例年より長く紅葉が楽しめる季節となりました。

そして、暖かな日和が続き過ごしやすい気候の中、ゆるやかに寒くなっていったからかどうか定かではないのですが、今年は例年より多くの秋のムースたちに出会うことができた良年でしたっ!

今回は、そんな秋の深い森の中で出会ったムース(ヘラジカ)たちをご紹介しますっ!☆

 

北米大陸に生息する世界最大の鹿、ヘラジカのことを英語でMooseといいます。
アルゴンキンパークの自然保護エリアには通年野生のムースが生活をしていますが、秋はムースが一番美しく輝く季節でもあるのです。

特に雄のムースは春から夏にかけて生えた立派な角が秋に最盛期となり、繁殖のため雌のムースと共に行動していることもあります。

この時期、雄も雌も毛艶が良く、しっとりと深い茶色の毛で覆われたムースの巨体は、まさに森の王という呼び名を冠するに相応しい雰囲気。
そして、そのような神秘的なオーラをまとったムースに、今年も幾度か出会うことができました。

まず最初は、アルゴンキンを通るハイウェイ60での出会い。

(※ 写真クリックで拡大できます。)

 

ハイウェイを横切り森の中へ。。。

ハイウェイを横切り森の中へ。。。

まだ交通量も少ない平日の早朝、、、

車で走行中にハイウェイの横に雄のムースが見えたので、急いで停車しての撮影。
車から降りると既にムースはハイウェイを渡ろうとしていたので、カメラ片手にダッシュ、間に合わないので走りながらパシャっと。

早朝の朝靄の中、静謐な秋の森のハイウェイ上で束の間の出会いでした。

 

そして、次は森の中にお食事中の雌のムースを発見っ☆

と、いっても

湖畔のロッジに宿泊中に、ロッジのスタッフに教えてもらって見に行くと、、、

紅葉の森の中、分りづらいですが、、、中央の黒い物体がムースです。

紅葉の森の中、分りづらいですが、、、中央の黒い物体がムースです。

 

グッとアップにすると、、、こんな感じ。

グッとアップにすると、、、こんな感じ。

ムシャムシャムシャ…と、お食事中。

動画も撮ってみました〜。(´ω`)ノ

ムシャムシャムシャムシャムシャムシャ…

朝焼けのとても美しい静かな朝に、ゆっくりとお食事中の雌のムースでした。

 

お食事中のムースの様子をもうひとつ。

アルゴンキンの中を通るハイウェイにたくさんの車が停まり撮影していたので、車を停めて見てみると、、、

湿原の遥か彼方、肉眼では確認できないような遠距離にムースが食事をしておりました。

わかりますか? 湿原の遥か彼方の黒いの、、、

肉眼ではほぼ確認できないので、ズズーーーっと超望遠でアップにしてみると
こんな感じ↓

立派な角を持った雄のムースが、一心不乱に水辺で何やらお食事中、、、。

この撮影は夕方だったんですが、周りに居合わせた人に聞くと、午前中からゆ〜っくりとず〜〜〜っと食べていたようで、どんな美味しいものがソコに生えていたのか、、、???
今でも気になって仕方ない。。。今年最大の謎です!(笑)

そんなムースのなが〜〜〜いお食事の様子、動画でまとめてみましたのでご覧ください。

 

そして、最後はこの秋ムースに最接近した時の写真たち。

人気のない平日の森の奥、、、

紅葉の撮影で森の中を散策していると、バシャバシャっと遠くで水の音、

湖の方へ目を凝らして見ると遠くに黒い島のような動く物体が、、、
ムースやっ!と確認して、息を潜めてそ〜っと近づいてみると、

水に体を半分ほど浸けながら水生植物を食んでいる雄のムースさん。

水辺ギリギリのところで撮影していると、気付かれてしまって、、、

ムースは湖から出て、森の奥へと、、、

この後、ファインダーを覗きながら夢中で森の中へと走って追いかけたんですが、、、途中でズッコケてしまって見失ってしまいました。トホホ σ(^_^;)

そして我に返って森の王ムースの神々しい姿に、しばし放心状態。。。

震えるような感動と畏敬の念とともに、
豊かな森アルゴンキンに感謝感謝の一念でした。  (^人^)

 

燃えるような紅葉のアルゴンキンパーク、動物たちの美しさも最盛期を迎え
色鮮やかで美しい、まるで厳しい冬へと備える森からの贈り物のような季節です。

 

OOAの関連ツアー

関連記事:燃えるような紅葉のアルゴンキンはコチラ↓

 

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スティールヘッドが遡る川、カナダの春。

 

4月、5月はアウトドア/旅行業界のプレシーズンのイベントや制作、準備で大忙し、そのためブログの更新も滞っておりました〜。(^^ゞ

そんな、ドタバタてんやわんやで主に室内での制作や準備、打ち合わせをこなしながらも、そこはやっぱりOOAの面々。作業などのスキを見つけては、野外活動にも出ておりましたよ〜。

今回は、まとめてそのご報告 ~♪

3月末、アイスフィッシングシーズンの終わり(僕にとっての冬の終わり)、、、
アルゴンキン等の高地では、氷や雪解けがやっと始まったばかりというころ、
ちょうど入れ替わるように、オンタリオ湖やヒューロン湖から産卵のために流入河川へのスティールヘッドの遡上が始まります。
スティールヘッドとは、海や湖へ降りて大きくなったニジマスのこと。
そして、この遡ってくる巨大なニジマスを釣るために、毎年4月の第4週の土曜日トラウト釣りの解禁日には、釣り人たちがこぞって川へと繰り出すのです〜。

スティールヘッドなど、春のトラウト釣りについて、
ルアービルダーの西根さんが、トロントの日本語雑誌TORJAの連載に書かれておりますので、詳しくはそちらをご覧ください〜。 コチラ ↓

ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 『春のビッグトラウト釣り』

 

たぶんに漏れることなく、行ってまいりました4月の第4週の土曜日と日曜日。

スティールヘッドが遡上する川。
こんな川幅も狭く、浅い川に80センチを超えるクラスのスティールヘッドも遡上してくるんですよ〜。
雪解けの後、むき出しになった大地に川は滔々と流れています。厳しかった冬の爪痕がところどころ裂目や土砂崩れとなり、水にも濁りが入っていました。

スティールヘッドを釣る人たち。

そんな雪解けの冷たい水の中、産卵のため遡上してくるスティールヘッドたちとの出会いを求めて、人間たちも冷たい水の中でハリキリます。(でも、防水具をつけての入水です。。。)

川の中に入り、その冷たい流れを体に感じながら半日ほどフライを投げ続けていますと、、、

最高のスティールヘッドとの出会いが訪れましたっ!!☆

今年最初のスティールヘッドは、ジャンプ3回元気いっぱいの若いオス、62センチでしたっ!☆

そして、その後も幸運なことに72センチの桃色ほっぺの綺麗なスティールヘッドとも出会うことが出来ました!!!

あたりに誰もいない原野の中、、、
雪解けの後の荒涼とした大地の上に引き上げたスティールヘッドは凛として神々しく、その存在感にしばし震えておりました。。。

 

そして、一週間後。。。

ところどころ緑が生え出した川へ、、、

緑が生え出した川べり。

川べりを歩いていると、美味しい春の山菜たちも顔を出していましたよ ~♪

こごみが顔を出していました。

ポコポコと顔を出していたのはこごみたち。クサソテツの若芽ですねっ☆

こごみたち。

この川べりは比較的大きく美味しそうなこごみたちの採れるエリアでもあるのです。

と、いうことで、
こごみを少し採りながらもオモイは川の中へ、、、

また日がな一日川の中を歩きながら、、、

夕刻に訪れたのは、、、今シーズン最大サイズのスティールヘッドとの出会いっ!!☆

 

川の中で40分ほどの息をするのも忘れるような親密な時間、、、

上がってきたのは、、、

なんと、80センチを超えるスティールヘッドでしたっ!!!

このサイズになると最後は、引き上げる手も疲れてヘトヘトです。。。

素晴らしく美しい魚体に感動!!! そして感謝。 ありがとう!  (^人^)

まさに春の使者です。 感無量〜〜〜。(T人T)

 

そして、どのくらいスティールヘッドと共に下ってきたのかわかりませんが、、、

なんとかスティールヘッドを引き上げたそこは、、、

こごみたちの桃源郷でもありました ~♪ (オドロキッ

なんと、こごみの桃源郷。

ひとつの株から、全部は採ってしまわないように美味しそうなのをひとつかふたつ、いただきながら、、、川の中での出会いと大地の上での出会いに感謝感謝。 (^人^)

こんなに採れましたよ〜 (´ω`)ノ

IMG_4679

 

そして、なんとっ! 奇跡の出会いがここにもっ!!

愛です。オンタリオの春の大地は愛にあふれておりましたよ〜。(TдT)

伝説のハートのこごみ ~♪

都市伝説?ではなかったんですねっ!

 

 

さて、そしてまた一週間後、、、

川べりにはずいぶんと緑が増えてきました〜。

ところどころにカモメたちの姿、、、

川にカモメがいる光景。。。
遡上のシーズンも終盤に差し掛かると、産卵後オンタリオ湖へ戻るスティールヘッドたちの中にも、力尽きてこの川の精霊となる個体も出てきます。

老いた者は精霊となり、また新しい生命が宿る。。。

巡りの春でもありますね。。。

そしてカモメたちも、そのサークルの歯車の一つを担っているのでしょうか。

 

そして、こごみもずいぶんと伸びてクサソテツらしくなってきてました。

P1000102

トレイル沿いには、花がたくさん咲きはじめ、、、

深い赤色に咲き乱れるレッド・トリリアムたちに出会いました。

そして、やはりこの時期川べりでハッと息を飲む美しさの緑は、
クサソテツたち。
川の中を移動している時も、降り注ぐ太陽の光に照らされて輝く緑のエリアに目が止まります。

太陽の光で輝くクサソテツ。

遠くから美しく、近づくとその不思議なディテールが楽しくて、さらに美しい。。。

初春の寂しく荒涼とした大地から、春を祝うためにクラッカーのように飛び出てきたかのようにも見えますね。*\(^o^)/*

食べても美味しい、、、喜びをもたらすこごみたち。。。

 

次の季節を手招きしているようにも見えますね。。。

摩訶不思議な形、こごみ。

(フシギなディテールに萌え〜〜〜)

 

さぁ、 次の季節へっ!!
これからは湖の季節!、夏っ!カヌーのシーズンへと向かいますっ!!( ̄^ ̄ゞ

 

 

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南オンタリオの雪どけ氷りどけ ~ または さよなら氷の王国

3月も半ば頃からようやくプラスの気温に入ってきました、ここ南オンタリオ。
越冬の地から戻って来た鳥たちの鳴き声も聞こえはじめ、
まだ冷たい雪解けの空気の中に、むせるような春の萌芽の香りも混じってきました。

 

この冬はアイスフィッシングなど氷上の大冒険へと大変お世話になりました湖、レイクシムコへとシーズン最後のご挨拶に行ってきましたよ〜。

 

連日のプラスの気温で、雪解けの進んだ湖への小道はすっかり春の気配。。。

雪解けの小道。

 

この日は、それでもマイナス8℃と、冬が少し戻ってきたような日和。

湖のほとりはこんな感じ、
所々に雪の残った箇所があり、肝心の湖はというと、、、
まだまだカッチンコッチンです〜 (´ω`)ノ

例のごとく、いつものように、、、
氷に穴を開けるデッカいドリルと釣竿などなど氷の上で楽しく過ごすグッズたちを
そりに満載して、ひっぱりひっぱり、、、

初春の氷上の状況に気を配り、安全を確かめつつ氷の上を進みます、、、

氷の上はこんな状態、

いったん解けて凍ったら、、、
何日かプラスの気温となって一面を覆い尽くしていた雪が解け、
マイナスの気温でまた一気に凍ったので、表面はつるっつる。

氷の表面が見え、所々亀裂も見えて歩いていると結構コワイのですが、、、
足元の氷はまだまだ分厚く、カッチンコッチン。

そして、よく滑ります〜。(ウィンターシューズを履いていても、実際何度もコケました、、σ(^_^;)

 

GPSでいつもお世話になっているポイントをチェックして、
大きなドリルで穴を開けますが、、、

厳冬期の寒さと風雪に引き締められた氷は一筋縄ではいきません、、、

カッチンコッチン×10ほどのガッチンゴッチン!!!

あまりにも穴開かないんで、ちょっと一息。。。ふぅ、、、ε-(´∀`; )

ちょっと一息、、、

なんとかやっと穴を開けてみれば、、、

まだまだ60センチ以上もしっかりと凍っている感じっ (驚!

まだまだ60センチ以上、、、

 

先約のおじさんにも挨拶して、

先約のおじさん
ゆっくりと腰を据えて、初春のアイスフィッシングです。

 

持参したカンプラーメンなどの温っかいお昼ゴハンもしっかりと楽しんで、

 

 

午後の珈琲も煎れて、ほっこりとします。。。

 

時折、遠くからガコーン、ガコーーーンと地響きのような重く鈍い音を感じます、、、

どこかで氷が動きはじめているようです。

まだ氷が分厚いとはいえ、やはりそろそろ潮時なようですね。。。

 

 

日も傾いてきたので、荷物をまとめて、、
氷原の景色と今シーズンのアイスフィッシングの思い出たちに後ろ髪を引かれながら、、、

一路、陸(オカ)を目指します。。。

 

振り返ると、ものスゴい風景が広がっていました。

プラスの気温でいったん解けて、またピッキーンと凍りついた氷原は
世界最大のスケートリンクですっ!!!

 

釣果の方は、イエローパーチとシスコが数匹。
シスコは、3月の15日で禁漁期に入ったのでリリースです。

イエローパーチたち、ハイっ整列!

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イエローパーチって、ほんとカワイイ魚ですね。
美味しいしっ♪

 

いったん荷物を引き揚げて、風裏のエリアも見に行ってみました。

そこは、、、

まるで別世界!

 

風上からの影響を受けて、解氷がはじまっていました。。。

寄せ付けられた氷が盛り上がり、氷が裂けて

美しくてダイナミックな氷のオブジェが出現っ!!

 

寒さの厳しい冬でしたが、その美しさもヒトキワ。
最後の最後まで魅せてくれます。

 

 

今シーズンもたくさんの笑顔をもたらせてくれた

大自然の織り成す氷結のフィールドに、ただただ感謝感謝です。 (^人^)

ありがとう。

そして、来年もどうぞよろしく。

 

雄大で豊かな湖に深々と一礼をして、後にしました。

 

 

もうすぐ春ですね。。。

 

 

Likeus_OOA

カナダでアイスフィッシング!:大氷原の小さな釣り小屋編

氷上のアイスフィッシング用、HUT(ハット:釣り小屋)へ!

先日、北の湖のHUT(ハット:釣り小屋)もオープンしたとの知らせが入り、
ハットでのアイスフィッシング開幕っ!!ということで、
OOAのメンバーで早速、新年会も兼ねて?行ってきましたよ〜。\(^o^)/

湖畔から雪上車に乗り、ゴトゴトゴトと氷上を進むこと数キロ、、、
緑の小さな小屋たちが見えてきます。

この小さな小屋が、アイスフィッシングをするハットと呼ばれる釣り小屋。

ハットのまわりは全方位、360度見渡す限りの氷原、
体感したことのないような雪と氷の別世界が広がっていますよ〜〜〜。
(この写真は別日に撮った写真です。)

中に入ると、ガス式の調理用のストーブが設置されていて、
床には釣り用の穴が開いています。生きた小魚をエサにしてこの穴に糸を垂らします。

ハットの扉を閉めて、ストーブでお湯を沸かしていると、とても暖か。
そとは氷点下10℃を下回っているのですが、中は上着を脱いでゆっくりと釣りができる快適空間~ ♪

扉を閉めると、暗い室内に湖底から反射した光が差し込んで
穴が発光しているような、幻想的で美しい光が滲みます。。。

穴を覗き込んでいると、時折エサを追いかけてくる魚が見えたりと、
綺麗でかつとても興奮しますっ!

氷の下はどうなっているのかとカメラを沈めてみた動画。ご覧ください ↓

氷の厚さはどんなもんかと、メジャーで測ってみると
優に60センチは超えているようでした。(驚っ!)

カッチンカッチンです。

氷の上にいるという感覚が全くありません。

 

今回は、釣り初めて30分もしないころから順調に釣れはじめ、
尺(約30センチ)を超えるサイズのイエローバーチも釣れましたっ!☆

天然冷蔵庫っこ。

釣れたお魚は、ハットの外へ出しておきます。すると、自動的にカッチンコッチンの天然冷凍庫。

鮮度保証カンペキですっ!(´ω`)ノ

そして、OOAの踊るネイチャーガイド、タカコが今回最大のパーチを釣りましたよ〜っ♪

タカコの顔の大きさを優に超える、なんと33センチの特大パーチ、ゲットですっ!!!

 

実は、今回の真のターゲットは、シスコ!
今までは種の保護のために釣り上げても泣く泣くリリースを強いられていましたシスコ(淡水ニシン:ヘリング)が、なんと今年から解禁となり、数量限定ですが持ち帰りが許可されているのです!

と、いうことで
イエローパーチはある程度釣れているので、タナを変えてシスコ狙いへシフトです。

このシスコ、禁漁の時には招かれざる客としてたくさん釣れてくれるのですが、、、

いざ釣ろうとするとなかなか釣れない、、、そんなもんですね。

シスココイシスココイコイ〜〜〜と、呪文のように唱えて釣り続けておりますと、、、

 

タカコの竿にアタリありっ! なんと、30センチほどのシスコゲットですっ!!

シスコが解禁となって、OOAでの初シスコはタカコでした。もってますね〜!

シスコとパーチ

 

外では粉雪が舞いだして、、、

暖かなハットの中は、まったりゆっくりとした釣り時間。。。

ハットの中に持ち込んだ食べ物をストーブで温めて食べながら、
午後も話の合間合間に合いの手をいれるかのような釣れ具合。。。

 

粉雪の舞う氷原の上で興奮しつつ、十分に癒されて納竿となりました。

今回の釣果は、シスコが1匹ととてもいいサイズのイエローパーチが30匹弱ほど。

 

最後に釣れたて冷凍なお魚たちを仕分けて、産地直送食卓まで〜♪

 

トロントから車で約1時間半ほど、
まるで別の惑星へ迷い込んでしまったいかのような大冒険!

ご一緒しませんか?

 

Likeus_OOA

カナダでアイスフィッシング!:大氷原の小さなテント編

 

年が明けてからというもの、もう氷の上の様子が気になって気になって、、、
北の湖からHUT(釣り小屋)もオープンしたとの知らせも入り、もうアイスフィッシングへのウズウズが止まりませんっ!

というわけで、湖の凍り具合も確認するべく、氷原に穴を開ける大きなドリルを担いで行ってまいりましたよ〜。

北のミズウミ、アイスフィッシングのメッカ、レイクシムコへ!

今回はハット(釣り小屋)を利用するのではなく、徒歩で氷上へ繰り出しての氷穴釣りです〜 (´ω`)ノ

湖畔に着くと、そのまま湖の上へ車で進みます〜(笑)

しっかりと凍っている湖の上は広大な臨時の駐車場、どこに止めてもいつまで止めても無料の天然の駐車スペースです。(ただし毎年春先には、何台かは水没してしまうようなので、ご注意を (^^ゞ

天然、氷上の駐車場

車で氷の上へ進んでも氷は通常の地面と変わらず、ビクともしません。
まるで大地の延長上のような氷の上に車を止めて、ソリに荷物を積み、氷上へ出撃の準備です。

雲ひとつない晴れ渡った絶好のアイスフィッシング日和、この日の気温はマイナス15℃ほど、微風。

さぁ大氷原へ出発ですっ!

空のアオと湖の深いアオの絶景!

氷原の彼方、小さな点がポツポツと見えるあたりを目指します。

今年は雪が少ないので、氷の表面が見えてとても綺麗。ソリも滑りやすいので、釣りのポイントまで約800メートルほど、快適に進みます。


厳冬下、マイナス15℃を下回ってる氷の上なんですが、
なんなんでしょーこののどかな雰囲気っ♪

お天気もいいので氷の上にいる人たちはゴキゲンですっ!☆

 

氷上にハットやテントが密集しているエリアに入ってきました。

この時期、魚が釣れるポイントにはハットが集まり
まるで釣り好きな人たちの村、集落のようなコミュニティーが出現します。

まさに厳冬下にだけ存在する氷の王国!

そして、このハットたちの合間にお邪魔して穴を開けて釣りをすると、
比較的釣れやすいポイントということですねっ♪

さぁ、分厚く張った氷に穴を開けましょう!

穴を開けるにはこのような↓  専用の大きなドリルを使います。

アイスフィッシング・ドリル

腰を落として、力一杯全力で、氷の大地に穴を開けていきますよ〜。

暖冬だと心配していた今年も、無事?(穴を開けるのにとても疲れますが、、、)30センチ以上も凍っているようです〜

氷の穴 (途中)

 

氷の穴がなんとかあいたら、その穴を中心に快適に過ごすための小道具たちを設置して、氷の穴へエサをつけた糸を垂らします。

すると、ジャーーーンっ

こうなりますっ!!

いいお天気で、見晴らしも良くオープンスペース。
お隣さんとも程よく距離をとった好立地。

テントを設置するとこうなりますっ↓

ジャジャーーーンっ!!!

 

テントちっちゃっ、、、σ(^_^;)

大氷原にぽっつーんと小さなテント、、、
防風のためのオープンなシェルターテントですが、眼の前に氷の水平線が広がって雄大でダイナミックな景色の中での釣りは(好きな人には、、、)最高ですっ!( ♥ᴗ♥ )

テントを設置し、出来るだけ快適空間を演出しようとさらにカバンから小道具たちを引っ張り出して設置するのも束の間、

さっそく竿先にピクピクっと小さなアタリっ!

意気揚々、クルクルっと糸を巻き上げると

イエローバーチがかかっているではありませんかっ!! (ヤタッ、今年初魚っ!!!)

氷の上にあけた穴の中は真っ暗で、何が上がってくるかわかりません。。。

何が釣れてるかなー?っと
極寒の中苦労してあけた穴から、実際に魚が釣れて上がってくると感動です。感無量ですっ (TдT)

イエローパーチ

そして釣れてくれたイエローパーチに感謝しつつ、
白身でフライにするととてもおいしいお魚なので、キープします。(^人^)

この場所が釣れることを確認したので、
じっくりと腰を据えて釣ることにして、お昼ごはんの準備です。

お湯を沸かしてカップラーメンに注ぎ、ソーセージなどを焼く。
極寒の中での温かいご飯とカップラーメン、通常のカップラーメンより数十倍美味しい瞬間ですねっ!

いただきますっ! (-人-)

 

お腹も満たされたところで、午後のお茶を沸かしながら
ゆっくりと釣りです。。。

午後の釣り
氷の王国では、おのおの好きなことをして過ごしています。

氷面も見えて綺麗といっても、所々ガタガタでクラック(ひび割れ)もある氷面をスケートしてる少年を発見っ!

「琵琶湖より大きな湖ぜんぶが僕のスケートリンクだよっ!フフン~♪ 」ということですね。

さすがのカナダ的スケールの大きさに激しく感動っ!

 

そんな少年少女や王国の整備に忙しい大人たちを横目にしながら
釣り続けておりますと、小ぶりですがイエローパーチがちょこちょこと釣れて
こんな感じ↓

アイスフィッシングの釣果

丸ごとしっかりとフライにすれば骨ごと食べれそうなサイズもチラホラで、
満足満足。

日も傾いてきたので、そろそろ荷物をまとめて帰り支度を、、、

帰りの時間

今日一日楽しませたくれたフィールドに感謝、一礼してふたつの穴を残して
帰路につきます。

氷の上の駐車場へ戻り、後ろを振り返ると遥か氷の王国が綺麗な夕暮れのライトに照らされていました。。。

 

っと、長くなってしまいましたが最後まで読み進めていただき
ありがとうございました。 m(_ _)m
 

Likeus_OOA